新経営研究会 41周年記念 2023年度度賀詞交歓会
2023年2月2日(木) 11:00-14:00
『新経営研究会 41周年記念2023年度賀詞交歓会』
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開催概要
◆日 時
2023年2月2日(木)
11:00-14:00 ※受付開始10:30~
◆開催形式
会場開催のみ
◆会場
国際文化会館 東館地下1階
「松本・樺山ルーム」
東京都湊区六本木5-11-16
TEL:03(3470)4611
国際文化会館は1952年、ロックフェラー3世の支援の下、樺山愛輔伯爵等が中心となり設立した、国際的相互理解と文化交流を目的とした公益財団法人。
三菱の創始者 岩崎弥太郎の甥 小彌太氏が海外の賓客をもてなした3,000坪の邸宅跡地に建てられた会館。
◆スケジュール
《第1部》
・11:00-11:10 ご挨拶
・11:10-12:10 ご講演 鴇田 正春氏
『東洋史観に拠る 2023年度の時代的特徴と推移』
元日本IBM㈱ 専務取締役
IBM大リストラ時の中心的執行役員 東洋史観の権威
《第2部》
・12:15-12:20 ご挨拶(田中千秋氏)
乾杯(入交昭一郎氏)
・12:20-12:45 東京都指定 無形民族文化財
鳶木遣り(とび きやり)と
纏振り(まといふり)ご披露
※途中12:30頃より会食スタート
・12:20-14:00 会食(ビュッフェ)
◆ご講演
鴇田正春氏
元日本IBM㈱ 専務取締役
◆ご披露
東京都指定 無形民族文化財
鳶木遣り(とび きやり)と纏振り(まといふり)一般社団法人 江戸消防記念会
第三区総代 村田正雄 氏 他
◆司会
戸坂 修氏(弊会世話人)
(株)クレハ 社外取締役
元味の素㈱ 代表取締役副社長 CTO
◆参会費
・会場ご参加
16,500円(税込)
ご講演・演奏者プロフィール
【鴇田正春氏】
元日本IBM㈱ 専務取締役
IBM大リストラ時の中心的執行役員 東洋史観の権威
《東洋史観》
東洋史観の起源は古く、古代中国に端を発する万象学で、東洋的な自然観を基に体系づけられた古代人の知恵の集積。唐時代に学問として体系化され、宗、明、清の時代に帝王学として発展して来た。国家の大計を間違いなく次の時代へ導くためには「国家がどのような方向に向かって進んでいるのか」 「国家が進んでいる道程にはどのような現象が待ち受けているか」を知ることが重要となる。そこで、人間集団の背景にある時代の流れを把握することによって巡ってくる時代を予測し、誤りのない対応策を準備していこうとするのが東洋史観。古代中国によって生まれた世界観であり、古代人の生き方への知恵の集積。
今や恒例となった鴇田正春様の新年特別講演は、皆様のご好評を得て今年25年目を迎えましたが、鴇田様のたってのご希望で、誠に残念でございますが今回が最終回となります。是非ご参加下さい。
江戸消防記念会による木遣りと纏振り
【鳶木遣り(とび きやり)と纏振り(まといふり)】
特別出演 一般社団法人 江戸消防記念会
第三区 総代 村田 正雄 氏 他
《江戸消防記念会の由来と木遣の伝統》
享保3年(1718年)、徳川八代将軍吉宗の時代、儒学者荻生徂徠の進言により、時の町奉行 大岡越前守忠相の唱導で「いろは四十八組」の「町火消」が江戸に誕生。翌年、本所・深川に新たに南・北・中の十六組が生れた。町火消には“いなせ”(男気があって粋、心意気のあること)で、機敏、火消し技術に秀でた「鳶(とび・高所での建築作業を専門とする職人)」と呼ばれる建築労働者を中心に選ばれ、彼らは名誉と意気に感じ、身を犠牲にして幾多の猛火をかいくぐって、文化・文政・天保と町火消全盛時代を現出。「江戸の華」として庶民に頼られ親しまれた。明治維新で市部消防組と改め、昭和14年に200有余年の歴史を一時閉じたが、その後、江戸消防記念会として再発足。昭和29年に一般社団法人 江戸消防記念会と法人化した。今回拝見させていただく江戸以来伝承されて来た「鳶木遣」は、1956年(昭和31年)東京都指定無形民俗文化財に指定された。三区の木遣師 村松喜三郎、中沢幸次郎は昭和30年代、木遣の双璧と言われ、今にレコーディングが残る。現在も、彼らの厳しい指導を受けた方々が見事に受け継いでいる。
【役伴纒(やく はんてん】
江戸消防記念会
第三区 総代 村田正雄氏
役伴纒は警視庁所属となった明治以降、市部消防組の伴纒となったもので、腰に白い線の本数で方面(区)を表し(奇数の区は直線、偶数の区は曲線)、背中に組名、襟に役職が書かれ、肩の赤線で指導者の階級が判るようになっている。火災現場で最も必要なことは指揮・報告の系統が明らかであることが必要なため、伴纒にも工夫を凝らし、誰は何処の隊に属し、誰の指揮の下で動いているか、一目で判るよう作られている。世界で、これ程合理性に優れた消火作業団用ユニフォームは無いといわれている。
【鳶木遣り(とび きやり)】
木遣りは元来が作業唄。複数の人員で作業をする時、力を一つに纏めるための掛け声として唄われたもの。木遣りには2種類つあり、その①は材木・重量物を移動する時に唄われる“木引き木遣り”で、その ② は土地を突き固める際に唄われるもの。今回は ② に属する鳶木遣りで、町火消が鳶職人を中心に編成されたため、鳶木遣りも自然に町火消の中に溶け込み、受け継がれていった。
江戸の粋を今に伝え朗々とした男衆の声が身が引き締まる様に清々しく響き渡る。 今日、出初め式、歌舞伎座 新年初日、結婚祝など、慶時、祝時に披瀝されることが多い。鳶木遣は1956年(昭和31年)、東京都指定無形民俗文化財に指定された。
左上:神田明神 木遣りお清め儀式
左下:出初め式直前の“始め式”
今回ご協賛願う江戸消防記念会第三区の方々
【纏振り(まといふり)市川左団次 浮世絵】
纏のルーツは15世紀頃と云われ、侍大将の馬印を取り入れ、当初は纒のぼりと言ったが、その後、現在見られる形の纒になり、その纒製作は大岡越前守を中心に進められたという。纏持ちは火事場の最前線、火の手の要路に立って纏を高く掲げて火元や風向きを知らせ、ここで消し止めるという決死の火消したちの意思を衆人に伝えると同時に、火消したちの士気を高める大切な役割を果たした。この纏持ちは若く、体力のある各組のエースが務めた。この纒の重さは約約22キロ程あり、これを担いで火事場の屋根で振り回すのだから相当な腕っ節と体力を必要とする。町火消しの纏は華美を禁じられ、白黒2色に統一された。纒は今日でも各組の象徴、心の拠り処、集団の中心として大切にされている。今日、出初め式、歌舞伎座の新年初日、無病息災を願って行われる伝統行事などで披瀝されている。
事務局
新経営研究会TEL:03(3265)4341
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