AI & IoT などデジタル化、科学技術本流の画期的変化の時代の日本のイノベーションを考える

2024年 後期スケジュール

1 【訪問見学先】(株)トクヤマ つくば研究所(茨城県・つくば市)

9月12日(木)

つくば第一研究所
つくば第一研究所
提供:(株) トクヤマ

『トクヤマにおける研究開発活動』
  - 過去、現在そして未来 -

【講師】(株)トクヤマ 代表取締役 社長 横田 浩 氏

横田 浩

トクヤマは「化成品」「セメント」「電子材料」「ライフサイエンス」「環境」を中心に事業展開する大手総合化学メーカー。100年を超える技術蓄積の上に、独自の研究開発の下、事業ポートフォリオの革新に挑戦中。つくば研究所は同社東日本地区の開発拠点。今日、マテリアルズインフォマティクス(MI)による新材料開発など、DX化による研究開発に注力。昨年、つくば研究所内に第二研究所設立。次世代半導体関連材料など電子領域に加え、医療材料や健康領域、カーボンニュートラル関連研究開発を主目的とする。

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2 【訪問見学先】味の素(株) バイオ・ファイン研究所 (神奈川県・川崎市)

10月31日(木)

CLIENT INNOVATION CENTER
CLIENT INNOVATION CENTER
提供:味の素(株)

『 味の素グル ープのビジネスイノベ ーション 』
ー アミノサイエンス®による事業モデル変革から社会変革への挑戦 -

【講師】味の素(株) 取締役 代表執行役 副社長 白神 浩 氏

白神 浩

味の素Gは、1909年の創業以来100年を超えて続く志を持ち、社会価値と経済価値を共創する経営を推進してきました。2022年、“アミノサイエンス®で、人・社会・地球の Well-being に貢献するという新たな志を掲げ、創業以来、アミノ酸という地球生命維持に必須の物質を基軸にした科学的アプローチ・アミノサイエンスに拘り、進化を続けることで多角化してきた事業を、今一度アミノサイエンスという原点の下で融合し、対象を“人”に加えて“社会”や“地球”まで広げたイノベーションを目指すことを宣言しました。

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3 【訪問見学先】日本電子山形(株) 本社工場(山形県・天童市)

11月21日(木)

クライオ電子顕微鏡
クライオ電子顕微鏡
提供:日本電子㈱

『危機を脱し、JEOLを今日に導いたのは、
         創業者の精神とDNAだった』

【講師】日本電子(株) 相談役
    (前代表取締役 会長・元代表取締役 社長) 栗原 権右衛門 氏

栗原 権右衛門

電子顕微鏡で技術力、売上高ともに世界トップ、核磁気共鳴装置(NMR)で国内シェアほぼ独占。その他精密理科学機器の開発、設計、製造、販売を行う、世界を代表する高開発企業。生命科学、医療、創薬にとって基盤的立体生体構造・分子情報をもたらすクライオ電子顕微鏡を開発生産出来るのは、世界で同社と他一社だけ。2008年 社長就任の年、リーマンショックで経営危機に直面。企業革新の末、2013年、史上最高益を実現した。創業者精神とそのDNAを核としてきたこと、これが今日のJEOLの全てだという。

4 【訪問見学先】TOPPANホールディングス㈱ 小石川本社 (東京都・文京区)

12月19日(木)

3D細胞培養技術invivoidで培養したがん組織
小石川本社ビルと3D細胞培養技術invivoidで培養したがん組織
提供:TOPPANホールディングス㈱

『すべてを突破するTOPPANの印刷を超えた新事業への挑戦』

【講師】TOPPANホールディングス(株) 代表取締役 副社長 COO 坂井 和則 氏

坂井 和則

2023年10月1日、当社は凸版印刷株式会社からTOPPANホールディングス株式会社に社名を変更しました。「印刷」を社名から外し、世界中の課題を突破するという決意を英字の「TOPPAN」に込めました。TOPPANグループは120年以上の歴史の原点である「印刷術」を進化させた独自の「印刷テクノロジー」により、VRをはじめとするDXや循環型社会を支えるSX、ヘルスケア分野を含むフロンティアの各領域で事業を拡大しています。「印刷」の枠を超えた新たな事業像と将来展望についてご紹介します。

5 【訪問見学先】(株)メディカロイド(兵庫県・神戸市)

1月30日(木)

川崎重工業(株)
hinotori 国産初 手術支援ロボット
提供:川崎重工業(株)

『日本初 手術支援ロボット‘hinotori’の開発』

【講師】川崎重工業(株) 常務執行役員
精密機械・ロボットカンパニープレジデント、自動化推進担当 嶋村 英彦 氏

(株)メディカロイド 代表取締役 社長 宗藤 康治氏

嶋村 英彦嶋村 英彦 氏宗藤 康治宗藤 康治 氏

2020年、川崎重工業とシスメックスが共同開発した「hinotori」は、1999年、米Intuitive Surgical,Inc.によって登場した「ダビンチ」に次ぐ、日本初の多関節、3D画像を持つ手術支援ロボット。「人間の腕と手の動き」、「人間の目」に近い感覚で手術を可能にし、医療現場に革命的進歩をもたらす。手術部の大きな切開を必要とせず、患者の体に優しい手術を可能とし、手術時間も短縮される。何よりも、日本人医師の繊細で熟達した医術がよりフィードバック可能となるという。今回、操作経験も持たせていただく。

6 【訪問見学先】セイコーエプソン(株) 広丘事業所(長野県・塩尻郡)

2月27日(木)

大型デジタル捺染機
大型デジタル捺染機
捺染(なっせん)とは染色技法の一つ 提供:セイコーエプソン(株)

『 エプソンとは何か? 何のためにあるのか?
 必死に問い続けたリーマンショックからの再建』

【講師】セイコーエプソン(株) 相談役(前取締役 会長・元代表取締役 社長)
    碓井 稔 氏

碓井 稔

「省・小・精が生み出す価値」を企業精神とし、ウオッチ、プリンター、映像機器、産業用機器、マイクロデバイス等の開発、生産、販売を手がける情報・精密機器企業。本年、会長から相談役に退く碓井稔氏は、同社インクジェットプリンター開発の中心だった方。2008年氏が社長就任直後、厳しい環境にリーマンショックが重さなり、1000億円超の赤字を計上。もがき苦しみ、経営革新を図る中、「エプソンとは何なのか?何のために存在するのか?」自問自答し続けたという。改めて氏の回顧を通して、企業の命とは、経営とは何なのか、原点に立ち返って考えたい。




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