ー 急速に進むAI/IoTなどDXとGX、 科学技術本流の画期的変化の時代の
  “日本独自の技術開発とものづくり”を考える ー 


2024年前期スケジュール

2/28(水)
棟梁精神を受け継ぐ『竹中工務店が挑む高層木造建築』
(株)竹中工務店 参与 木造・木質建築統括 松崎 裕之
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松崎裕之
松崎 裕之氏 
    地上18階日本最高層木造建築

世界各地で高層木造建築が大きな潮流となっている。循環型資源である木材はCO2固定能力を有し、気候変動対策・脱炭素社会・SDGs達成に欠かせない。この流れを受け高層木造建築が日本でも注目されている。 2050年カーボンニュートラル実現へ向けた取り組みの一つで、日本の社会課題である森林荒廃・林業衰退に対する解決にも繫る。

当社の木造建築への取り組み、国内外高層木造建築、森林グランドサイクル活動をご紹介する。 ※2024年1月、東京日本橋に地上18階、高さ84m、国内最高層木造ビルに着工。同社の社歴は400年を超える。

 

詳 細

3/27(水)
『自然と調和する科学技術』 昆虫の知能はAIを超えるか ?
東京大学 名誉教授先端科学技術センター シニア リサーチ フェロー(特任研究員) 神﨑 亮平
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神﨑 亮平
神﨑 亮平氏 
    昆虫” width=

生物は様々な自然環境との関係性で環境に適応し、自然と調和、課題解決する本能・知能を進化させた。一方、全生物種の内1種であるヒトは、科学技術というヒト独自の知能を獲得。多くの恩恵を人類にもたらしたが、自然への過大な負荷、様々な問題を地球規模で引き起こした。生物が進化により獲得した課題解決法(生物知能)は、人類が自然と調和・共存していく知恵を示している。科学技術は人間中心の視座から自然中心への転回を求められている。それが多様性や自然との調和、共存、感動や共感の心へと繋がるのだと思う。自然と調和する科学技術を、全生物種の半数以上を占める昆虫の知恵から考えてみたい。

詳 細

4/23(火)
『最先端の科学技術開発を舞台裏で支えているのは中小企業だ!』
(株)トヤマ 代表取締役社長遠藤克己氏
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遠藤克己氏
遠藤克己氏 
    世界最高速高性能X線分光器

大企業は流行語に飛びつき、効率優先で利潤を求める。それにActivistが拍車を掛ける。結果、本物に成り得る可能性を秘めたテーマに光は射さない。では頼みの綱は国庫予算か?否!もうわが国からノーベル賞は出ないと揶揄されているのが現実。更に問題なのは、漸く獲得した開発費で世界に類のない実験検証装置を求めても引き受け手が無い。面倒な儲からない仕事は誰も相手にしないからだ。が、70年程も地道にそれに取り組んで来た企業がある。それがトヤマだ。戦後から日本の最先端科学技術の歴史と共に歩み続けて来た道程を3代目が語る。

詳 細

5/14(火)
『長崎カーボンニュートラルパーク 』
三菱重工業(株)エナジードメイン エナジートランジション & パワー事業本部 SMPI 事業部 主幹技師長堂本 和宏
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堂本和宏
堂本 和宏氏 
    長崎カーボンニュートラルパーク
    長崎
    カーボンニュートラルパーク

当社グループのエネルギー脱炭素化に関する技術開発推進拠点として「長崎カーボンニュートラルパーク」を長崎市に整備し、運用を開始した。具体的には、総合研究所長崎地区の水素製造、バイオマス合成燃料製造、アンモニア燃焼、CO2回収に関する既存の研究施設で燃料製造や燃焼技術、CO2回収技術などを開発するとともに、長崎造船所長崎工場、香焼工場で培ってきた各種熱エネルギー機器の設計・製造など機能を活用しつつ、製品化や事業化に向けた研究開発を加速していく。長崎カーボンニュートラルパークでキー技術を開発した後、高砂水素パーク(兵庫県高砂市)で水素製造実証運転、水素ガスタービンとの連携した発電実証も実施する予定でいる。

6/25(火)日程変更しました
 『技術と日本のこれから』
ソニー(株) 副社長 テクノロジー、インキュベーション担当 CER 松本 義典
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松本 義典氏
松本 義典氏 
    モバイルモーション
    キャプチャーmocopi

ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」をパーパスとしてこれまでにも数多くのイノベーションを世の中に提供してきました。今回はそのソニーのイノベーションの歴史を振り返りながら、今後のメタバースやAIなどの新しい技術がどのように社会にインパクトを与えていくのか、さらにその中で複雑化していく社会における今後必要とされる価値は何かについてお話させていただければと思います。

7/23(火)
『未来社会を見据えた革新的新素材・新技術の創出・展開』
 東レ(株)上席執行役員 研究本部長 基礎研究センター所長 井口雄一朗
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井口雄一朗
井口雄一朗氏 

産業界では地球温暖化や感染症対応が急務である一方、情報通信の高速・高度化、モビリティ分野での変革が進みつつある。東レではかかる世界が直面する「課題」を解決しつつ「持続的発展」に向けた課題解決を目指し、革新技術・先端材料の創出、それらを基軸としたソリューションの提供を進めている。2050年カーボンニュートラル実現に向けたプラスチック・リサイクル、石化資源からバイオ原料への転換、CO2利用等のサステナビリティ、モビリティの進化、水素社会の実現、情報通信の高度化に関わる技術創出に向けて話をしたい。




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