旧称:21世紀フォーラム / 開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

2010 後期スケジュール

9/22 (水)
『次世代電気自動車‘ELIICA’の開発、今後の挑戦』-脱「ひとり勝ち文明論」-
慶応義塾大学 環境情報学部 教授  (株)SIM-Drive 代表取締役社長  清水 浩

EliicaはElectric Lithium-Ion Carの略。インホイールモータ・8輪駆動の次世代電気自動車。トランスミッションなど動力伝達装置がない。時速370km。ポルシェ911ターボに100マイル競争で勝利。家庭電源で約5時間で充電完了。1回の充電で300km走る。コンセプトは100円/100km。エネルギー効率でガソリン車の4倍弱が目標。Eliicaは車と車産業の将来を革新的に変えるという。SIM-Driveには30数社が参加し、オープンソースでプラットフォームの開発と全世界への普及を目指す。

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10/27(水)
『新たな価値創造 超高解像度TV・Cell REGZAの開発、
 日本のものづくりの復権を目指して』
(株)東芝 ビジュアルプロダクツ社  統括技師長田辺 俊行

Cell REGZAは東芝の総合技術力を結集し、「TVの革命」をモットーに、新たな価値創造を目指して開発に着手。2009年12月に発売された。Cell REGZAのキーワードは「TV=エンジン」。ディスプレイではない。Cell REGZAの超高解像は、全て半導体に組み込まれ、ブラックボックス化されたソフトウェアによる。日本の開発戦略と'ものづくり経営'が歴史的転換期に直面している今日、東芝のCell REGZAを通して、今後日本の開発戦略とものづくり経営を考える。

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11/16(火)
新しい潮流が始まった21世紀、エネルギー・環境・グローバル大競争時代
『今、日本が求められている太陽電池の開発・事業化戦略』
太陽光発電技術研究組合 理事長 三洋電機(株) 元代表取締役社長 桑野 幸徳

氏はアモルファスシリコン太陽電池のパイオニア。世界初の工業化に成功。現在も日本の太陽電池開発の中心にあり、その開発リーダーを担っている。日本は2006年まで太陽電池で7年連続世界トップだったが、現在中国、EUに次いで世界3位。太陽電池は21世紀の最重要技術の一つに挙げられ、最も期待されている産業。2009年、First Solar社が独自のビジネスモデルで世界シェア1位へ躍り出た。太陽電池の技術開発は今後如何に進み、日本は時代の先導者となれるのか。

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2011年
1/17(月)
『小惑星探査機‘はやぶさ’構想、その実現に寄せた夢・今後のビジョン』
(独)宇宙航空研究開発機構 JAXA  宇宙科学研究本部 宇宙航行システム研究系教授  川口 淳一郎

「はやぶさ」は日本の科学技術の粋と叡智を結集し、2003年5月に打ち上げられた小惑星探査機。世界初のイオンエンジンを搭載し、2005年夏、小惑星イトカワに到達。科学探査と世界初のサンプル採集を試みた後、2007年4月地球に進路を取った。しかしその後、姿勢制御装置の故障、化学エンジン全損、電池切れ、通信途絶、イオンエンジン停止など数々のアクシデントに見舞われたが復旧。2010年5月13日、7年60億kmの旅を終えた。川口氏はその壮大な夢のプロジェクト・マネージャー。

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2/22(火)
『日本の新たなグローバル・アドバンテージとなる、開発戦略と事業戦略の構築』
(株)三菱ケミカルホールディングス  代表取締役社長 小林 喜光

TV、DVD、液晶など、技術に優れた日本のエレクトロニクス製品が世界シェアを失いつつあり、日本の‘ものづくり経営’が歴史的転換期を迎えている。同社は独自のDVD記録材料とスタンパーを一体化してブラックボックス化し、Full-Turn-Key-Solution型プラットフォームを構築。DVD製造は台湾やインド企業に移管しながら、メディアの大量普及と高収益の同時実現に成功。DVD版インテルモデルといわれ、21世紀型の独創的ビジネスモデルといわれる。今、“新たな企業・事業モデル”の構築に挑戦中。

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3/9(水)
【相互ディスカッション】 ソニー(株)元執行役副社長 中村末廣氏
コーディネーター  森谷 正規 氏

1. アジアの成長と変化、世界の産業構造変化に対応する今後の製造業を考える
2. 日本の‘ものづくり経営’が直面している課題
- 革新すべきもの、強化すべきもの -

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