時代を先導する挑戦と現場に触れる
2017年3月3日(金)
【訪問見学先】花王株式会社 小田原事業場 【ご講演】花王株式会社 取締役 常務執行役員 長谷部佳宏氏 |
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『花王の化粧品研究 』「異業種・独自企業研究会」2016年度後期第5回例会は、来る3月3日(金)、花王㈱ 小田原事業場(神奈川県小田原市)を見学させていただき、同社取締役 常務執行役員 研究開発部門統括 長谷部佳宏氏より、『花王の化粧品研究 』 と題してご講演いただきます。 つきましては、下記に依り、詳細ご案内を申し上げます。 同社は、洗剤、トイレタリーで国内第1位、化粧品2位、世界では共に7位に入リ、創業130年を迎える大手化学メーカーの一社です。化粧品分野では、1982年に基礎化粧品「ソフィーナ」を発表し、1994年にメイクアップシリーズ「オーブ」を発表。2006年、カネボウ化粧品を100%子会社化しました。 同社が、「ポスト紙おむつ」の収益柱として、本格的に育成しようとしているのが、粗利益率の高い化粧品事業です。 しかし、ご案内の通り、洗濯洗剤 「アタック」、洗顔料 「ビオレ」、入浴剤 「バブ」、掃除用具 「クイックルワイパー」、紙おむつ 「メリーズ」など、今日の同社を代表する数多くのヒット商品、しかもロングセラーを生み出し、「ニーズとシーズのドッキングの達人」 と称され、産業界に極めて大きなインパクトを与えた同社でしたが、2006年、カネボウ化粧品事業の買収以降、同社の化粧品事業は苦難の連続を迎え、加えて、2013年、「カネボウ美白化粧品」の「白斑問題」が発覚して深刻な打撃を受け、「もはや、そのブランド力の回復は不可能」とまで言われたのは今だ記憶に新しいところです。 2014年7月、同社は生産ラインと合わせて約130億円を投じ、化粧品事業の本格的テコ入れとしてカネボウ化粧品小田原研究所を花王小田原研究所と改組し、「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」を同敷地内に新たに開設。科学と感性の融合による革新的研究に取り組み、花王グループのトータルな化粧品研究開発の拠点としました。 この、同社化粧品の再建を研究開発の面から一身に担い、「紙おむつ」に続く花王の2本柱の一つに育て上げようとしているのが、今回、お囲みする長谷部佳宏氏です。 花王の化粧品事業は、今期に入り、業績改善の方向が見えてきました。又、日本のメーカーが苦戦する中国事業の構造改革にもいち早くめどをつけるなど、攻めの環境は整いつつある、と言われます。今回の訪問は、今日の私たちにとって、極めて示唆あふれるものとなるはずです。 万障お繰り合わせいただき、皆様のご参会賜りますれば幸甚に存じます。 |
日程・概要【日 時】2017年3月3日(水)13:00-18:00【訪問先】花王株式会社 小田原事業所 神奈川県小田原市寿町 5-3-28 【集 合】12:45 新幹線改札口 ※送迎バスがお待ちしております 【テーマ】「花王の化粧品研究」 【ご講演】 花王株式会社 取締役 常務執行役員 長谷部佳宏氏 【チェアマン】 東レ株式会社 元代表取締役副社長 CTO 田中千秋氏 【連絡先】 新経営研究会 電話:03-3265-4341 |
スケジュール
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