AI & IoT などデジタル化、科学技術本流の画期的変化の時代の日本のイノベーションを考える
2024年 前期スケジュール
【訪問見学先】ファナック(株) 本社工場(山梨県・忍野村)
3月7日(木)
『スマートファクトリーの実現を目指して』
【講師】ファナック(株)代表取締役社長 山口賢治 氏
同社の原点は、1955年、富士通が稲葉清右衛門氏を中心に創発した NC 事業を、1972年、敢えて富士通ファナック(現ファナック)として独立させたことにある。今日までCNCをコアに工場の自動化を追求。 CNC 、産業用ロボット、ロボマシンの世界のリーディングカンパニー。売上げの8割以上は海外。同社の大きな特色は低賃金を追わず貫いて来たR&Dと生産の国内一極集中、R&Dと生産の密接な連携、グローバル セールス & サービスネットワークを構築してきたこと。今回、山口賢治社長より、世界の工場の自動化に取り組む同社の経営及びその理念、最新の技術動向をご披瀝願う。
【訪問見学先】三井化学(株)袖ケ浦センター (千葉県・袖ケ浦市)
4月11日(木)
三井化学グループ最大の研究開発拠点
提供:三井化学㈱
『三井化学グループが目指す企業グループ像、
事業ポートフォリオの変革、事業基盤の強化』
【講師】三井化学(株)代表取締役社長 橋本修 氏
三井グループは今年、創立350周年を迎えた。同社は、2016年策定の長期経営計画「VISION 2025」の基、「事業のポートフォリオ変革」 を進めて来たが、DXや環境問題などビジネス環境の変化に対応すべく、今後の指針とすべき長期経営計画「VISION 2030」を策定。 ソリューション型ビジネスモデルの拡大やDXによる事業基盤強化を通じて、サステナブルな未来への挑戦を宣言。その一例として日本 IBMの協力を得て生成AIを活用。R&D、市場活動革新に踏み出した
【訪問見学先】 三菱重工業(株) 長崎カーボンニュートラルパーク(長崎県・長崎市)
5月14日(火)
ニュートラルパーク
提供: 三菱重工業㈱
『三菱重工業におけるエネルギー
“脱炭素化関連技術の開発推進拠点 長崎ニュートラルパーク”』
【講師】三菱重工業(株)
エナジートランジション&パワー事業本部事業企画戦略部 主幹 堂本和宏 氏
当社は、グループのエネルギー脱炭素化関連技術の開発推進拠点として「長崎カーボンニュートラルパーク」を整備。運用を開始した。具体的には、総合研究所長崎地区の水素製造、バイオマス合成燃料製造、アンモニア燃焼、CO2回収など、既存の研究施設で燃料製造や燃焼技術、CO2回収技術などを開発し、長崎造船所他で培った各種熱エネルギー機器の設計・製造など機能を活用しつつ、製品化、事業化に向けた研究開発を加速。この技術開発後、高砂水素パークでの水素ガスタービンと連携した発電実証も実施する予定でいる。
【訪問見学先】 (株)UACJ 名古屋製造所、R&Dセンター (愛知県・名古屋市)
6月7日(金)
『素材(アルミ)こそが引張る近未来』
【講師】(株)UACJ 専務執行役員 マーケティング・技術本部長 平野清一 氏
アルミ圧延品の世界トップクラスの企業。2013年に、古河スカイと住友軽金属が統合。世界最大級の生産能力を誇るアルミ圧延品の生産能力は年間140万t。世界でも数少ないグローバルアルミニウムメーカ。飲料缶材から自動車用材、電子機器材、医療用材、航空機・ロケット材に至る産業分野のニーズに対応。当社の主力工場名 古屋製造所とR&Dセンターを見学していただき。意外と知られていないアルミの活用事例、素材アルミの過去・現在、将来を語る。
【訪問見学先】 ダイキン工業(株) ダイキンテクノロジーイノベーションセンター TIC (大阪府・摂津市)
7月3日(水)
イノベーションセンター
提供:ダイキン工業㈱
『ダイキン工業のR&D改革』
【講師】ダイキン工業(株)
常務執行役員 テクノロジー・イノベーションセンター長 米田裕二 氏
売上高・技術力 共に世界一の空調機器企業。フッ素製品もデュポンに次ぎ世界2位。換気・フィルタ事業もシェア世界1。約170ヵ国に事業展開し42か国に拠点。企業スローガンは「空気で答えを出す企業」。同社のコア技術は「インバータ技術」「ヒートポンプ技術」「フッ素化学技術」。更に同社は今日の世界最先端技術(情報通信、センサー、先端材料・加工、熱・エネルギー、空気質・空間制御等)と融合。今回の訪問・見学先は2015年11月に設立された、ダイキン技術開発のコア拠点
【訪問見学先】 富士フイルム(株) 先進研究所(神奈川県・足柄郡)
8月21日(水)
『富士フイルム第二の創業と不確定時代への今日の備え』
【講師】富士フイルム(株)
取締役 常務執行役員 知的財産本部管掌 柳原直人 氏
同社の主力事業は「ヘルスケア」「マテリアルズ」「イメージング」。売上高2.32兆円。化学業界第3位。所属業界は「化学」「精密機器」「医療機器」「医薬品」「化粧品」「半導体・電子部品」と幅広い。2000年以降、デジタル化で売上の6割、利益の2/3を占めた写真フィルムが殆ど壊滅。自ら世界初デジタルカメラ、医療用デジタル X線画像診断装置の開発などデジタル化に対応。しかし、新社長小森氏は2004年、写真フィルムから完全撤退宣言。蓄積して来た基盤技術を核に経営革新発進。往時の王者 コダックはもはやいない。