『三菱重工業におけるエネルギー
　　“脱炭素化関連技術の開発推進拠点 長崎ニュートラルパーク”』

　ようやく桜の便りがあちこちで交わされる候となりました。
　皆様におかれましてはますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。

　さて、来たる 5月14日（火）は、今期「異業種・独自企業研究会」第3回例会と「イノベーションフォーラム」第4回例会との合同で、長崎県長崎市の三菱重工業(株)「長崎カーボンニュートラルパーク」を見学させていただき、エナジートランジション&パワー事業本部 事業企画戦略部主幹 堂本和宏氏より、「三菱重工業におけるエネルギー “脱炭素化関連技術の開発推進拠点 長崎カーボンニュートラルパーク”」と題してご講演いただきます。

堂本 和宏氏　

　同社は、三菱Gのエネルギー脱炭素化関連技術の開発推進拠点「長崎カーボンニュートラルパーク」を整備、昨年 2023年8月、運用開始を発表しました。これは2040年のカーボンニュートラル達成を掲げる「MISSION NET ZERO」に基づくもので、具体的には、総合研究所長崎地区の水素製造、バイオマス合成燃料製造、アンモニア燃焼、CO2回収など、既存の研究施設で燃料製造や燃焼技術、CO2回収技術などを開発。長崎造船所他で培った各種熱エネルギー機器の設計・製造など機能を活用しつつ、製品化、事業化に向けた研究開発を加速。この技術開発後、高砂水素パークの水素ガスタービンとも連携した発電実証も実施する予定です。

長崎カーボンニュートラルパークイメージ

　またバイオマス合成燃料製造では、バイオマスを原料としたガス化FT合成（一酸化炭素と水素の混合ガスから軽油など石油代替燃料および化学品を合成する触媒反応）などによる持続可能な航空燃料（SAF：Sustainable Aviation Fuel）を含む合成燃料製造設備の商用化への取り組みを進め、アンモニア燃焼では同地区の大型燃焼試験炉で、実機サイズのバーナーによる燃焼試験を実施。2024年以降、発電所における実機混焼実証試験を行う計画、と伺っています。

　早朝の出発、場合によっては宿泊を伴う例会でありますが、貴重な機会と存じますので、皆様のご参加をお薦め申し上げてやみません。

　長崎での再会を楽しみにいたしております。（新経営研究会 代表 松尾隆）

日程・概要

スケジュール

• 11：00　挨拶、講演
• 12：15　ランチ
  　　　　　弁当・三菱重工業㈱幹部の方も同席されます
  　　　　　懇親・交流
• 13：00　見学（長崎カーボンニュートラル）
  　　　　　　　 ３班に分かれます
　　　　　　　見学先と競合事業を持つ企業様の場合、一部
　　　　　　　ルートをしての見学となることご了承下さい

• 15：00　Q&Aと意見交換
• 16：00　出発/移動（送迎バス）
• 16：30　解散 長崎駅西口→懇親会場
  

  　............ ここから希望参加で会食・交流会 　　　　　　龍勝楼（新地中華街）

• 17：00　会食/懇親・交流会
  
• 18：00　解散