挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

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2013年1月10日(木)

東レ(株)  
取締役 生産本部(複合材料技術)担当 
吉永 稔氏

『東レの炭素繊維開発小史、今日の挑戦』

  吉永 稔氏

 皆様のご参加をいただいております2012年度後期「イノベーションフォーラム21」の第3回は、東レ(株)取締役 生産本部(複合材料技術)担当 吉永 稔氏をお囲みし、「東レの炭素繊維開発小史、今日の挑戦」と題してご講演いただきます。

 ご案内の通り、同社は炭素繊維の世界のパイオニアで、同社の炭素繊維の研究は1967年に遡り、1970年、発明者のユニオン・カーバイドとクロスライセンス、同年、PAN系炭素繊維の発明者 大阪工業技術試験所 遠藤博士と特許の実施許諾を取得して、1971年、PAN系炭素繊維‘トレカ’の製造・販売を開始しました。

  以後、釣り竿、航空機二次構造材への展開などの導入期を経て、テニスラケットやゴルフシャフト、航空機一次素材などへの展開を可能にした、成形加工技術に著しい進歩を見せた成長期、コストダウン技術の開発が成り、産業用途に本格的に進出して行った拡大期、そして多様な加工法の開発によって開けたボーイング787を始めとする航空機用途への本格的参入、そしてリサイクル技術の開発と共に自動車関連、航空・宇宙、海底油田、燃料電池など参入分野を拡げ、2006年、ボーイング社との包括的長期供給契約を結んだ今日の飛躍的拡大期…、しかし、その東レの炭素繊維の開発とその事業化の道程は決して平坦なものではなく、そこには、今日の私たちにとって、あまりに大きな示唆と教訓が溢れています。

   ボーイング787

 今回は、これまでに東レ様が炭素繊維の開発とその事業化の過程で直面した幾多の危機と、そのブレークスルーに至る夢とご苦闘の道程を振り返っていただき、併せて、今日の同社における技術融合による革新的ソリューションの提案、コスト競争力の強化、今後の炭素繊維事業拡大のための戦略の一端をご披瀝いただいて、今後の私どもにとっての掛け替えのない教訓とヒントとさせていただきたく、願っております。

 皆様方の積極的なご参加を願ってやみません

日程・会場

【日時】 2013年1月10日(木)13 : 30-16 : 50
【会場】 東京理科大学 森戸記念館 2階 第1会議室
     東京都新宿区神楽坂 4 - 2 - 2
     Tel. 03(5225)1033
【テーマ】『東レの炭素繊維開発小史、今日の挑戦』
【講師】 東レ株)
     取締役 生産本部(複合材料技術)担当 
     吉永 稔氏
【コーディネーター】
     放送大学  名誉教授
     森谷正規 氏 

スケジュール

  • 13:30-14:30  ご講演(前段)
  • 14:30-15:00  ネットワーキング・ブレイクタイム
  • 15:00-16:00  ご講演(後段)
  • 16:00-16:50  Q&A
MEMO


会 場


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