挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」
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2013年9月25日(水)
エリーパワー(株)代表取締役社長 吉田博一氏 |
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『大型電力貯蔵用リチウムイオン電池の開発と普及を目指して』
吉田博一氏 ご案内の通り、 エリーパワー 社製定置型リチウムイオン蓄電池は世界で初めて国際的第三者試験・認証機関TUVの安全基準認証 「TUV-Sマーク」 を取得したもので、ショートしても、つぶしても、過充電しても発火せず、たとえ火炎にさらされても激しく燃焼することはない、しかも、蓄電容量は6.2kWhで定格出力3kWを実現しています。なお、同社はリチウムイオン電池セルの正極板および電解液の新技術を開発し、この新型リチウムイオン電池の量産を2012年12月に開始しましたが、この新型定置型リチウムイオン蓄電池は充放電を繰り返しても出力特性の低下を抑えることが出来るため、10年間で12,000回の充放電を繰り返しても、80%以上の容量を保持するということです。また、独自の製造方法により、引火点を上げても電池性能を低下させない高性能の電解液を開発し、この新しい電解液を組み合わせた新型リチウムイオン電池セルについても量産化の準備を進めています。 因みに、「エリーパワー社」の 「ELIIY」 は 「Electric Lithium-ion」 の頭文字に創業者 「吉田博一」の頭文字Yを組み合わせ、 「Power」 は同社開発によるリチウムイオン電池の持つ力を表わして名付けたということです。 氏は今年2013年4月、氏が社長就任翌年の2008年から取り組んで来た、「Imagine. Change.」をコーポレートタグラインとしたリコーグループ全体の構造改革に一定の目処がついたと、代表取締役 社長執行役員 CEOから代表取締役 会長執行役員に就任しました。 同社の創業は2006年9月、住友銀行(現三井住友銀行)副頭取を経て、当時、慶應義塾大学大学院教授であった吉田博一氏を中心に、慶應義塾大学研究室のメンバー4人が、「蓄電技術で環境・エネルギー問題を解決する」のだという、単なるビジネスからだけの着想ではなく、社会貢献への熱い想いから設立された、と伺っています。そして、リチウムイオン電池のセルすらなかった創業時からたった7年、多くの企業の賛同を得、ここまで最先端を切り開いて来ました。 皆様方の積極的なご参加をお勧め申し上げます。 |
日程・会場【日時】 2013年9月25日(水)13 : 30-17 : 00【会場】 東京理科大学 森戸記念館 1F 第2フォーラム 東京都新宿区神楽坂4-2-2 Tel. 03(5225)1033 【テーマ】「大型電力貯蔵用リチウムイオン電池の開発と普及を目指して」 【講師】 エリーパワー(株) 代表取締役社長 吉田博一氏 【コーディネーター】 放送大学 名誉教授 森谷正規氏 |
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会 場