挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」
最近のプログラム
2014年3月18日(火)
東京海洋大学大学院 教授 吉崎悟朗氏 |
---|
『日本の漁業の未来を- マグロをサバに産ませる』
吉崎悟朗氏 この吉崎悟朗教授が取り組んでいる夢のような話は、マグロの卵原幹細胞や精原幹細胞(卵や精子形成のもとになる細胞)をサバに移植し、サバにマグロの卵子や精子をつくらせて育てようというもので、正にこれは “代理親魚” 構想で、まだ実現には至っていないようですが、既にこの技術の一部を用いて「ヤマメにニジマスの卵や精子を作らせる」ことに成功しています。 因みにマグロはサバ科の一種で、吉崎教授がこの研究を始めたのは今から14年前。今、クロマグロは「絶滅寸前の危機」と指摘されていて、近畿大学におけるマグロの養殖は有名ですが、氏の研究はマグロを“食材”としてではなく、“一匹の野生生物”として意識し、「絶滅にひんする魚を救い、遺伝的多様性を守りたい」との思いから出発したのだということです。 現在はバイオマスの5Fの内、一番価格が高いFood(食料)を切り口として、機能性食品及び化粧品を事業化しておりますが、今後は、Feed(飼料)及びFuel(燃料)等の事業化を目指していくと伺っております。 今日、最先端の生物科学の知見を駆使した、極めてイノベーティブで夢溢れる挑戦的な試みが、日本の諸処で現れ始めています。 皆様方の積極的なご参加をお勧め申し上げます。 |
日程・会場【日時】 2014年3月18日(火)13 : 30-17 : 00【会場】 東京理科大学 森戸記念館 2F 第1会議室 東京都新宿区神楽坂4-2-2 Tel. 03(5225)1033 【テーマ】「東京海洋大学大学院 教授y 吉崎悟朗氏 【コーディネーター】 放送大学 名誉教授 森谷正規氏 |
スケジュール
MEMO
|
会 場