挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」
最近のプログラム
2018年5月18日(金)
(株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン シニア・チーフエンジニア 重見聡史氏 |
---|
『意識下と無意識化の世界で働くAIを求めて』
皆様の積極的なご参加をいただいて参りました今期 「イノベーションフォーラム」 も、早いもので、今回、今期の最終回を迎えます。皆様には、貴重なお時間をお割きいただいてご参会いただき、誠に有り難うございました。心より御礼申し上げます。 最終回は、来る5月18日(金)、「意識下と無意識下の世界で働くAIを求めて」と題し、㈱ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン 上席研究員 重見聡史氏をお迎えしてご講演いただきます。 重見聡史氏は1987年3月、本田技研工業㈱に入社、㈱本田技術研究所に配属 され、自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)の開発を手がけ、1996年9月からロボットの研究に従事。Hondaのロボティクス技術の進化に貢献し、ASIMOの開発には当初から携わって2002年から開発責任者。2004年発表の「次世代ASIMO」以降は、開発リーダーを務め、2015年4月から現職 の上席研究員として活躍しています。 氏がロボット技術に進んだのは、ロボットは機械・制御・情報処理など多様な技術の集合体で、多面的なチャレンジが出来ると感じたため、と言います。 現在のASIMOの身長は130㎝、50㎏。照明スイッチのオンオフやドアノブの開閉など、家の中で手が届き、作業が出来るサイズを検討し、児童の身長にしているそうです。この点も非常に重要なポイントで、重見氏たちが常に目指してきたのは人間社会に溶け込めるロボットでした。 今、氏は東大先端研所長 神崎亮平教授の指導の下、「無意識下の世界に働きかけるAI」を考えていこうとしています。 「昆虫や魚は、殆ど無意識の世界でセンシング、行動していて、ビッグデータを元に一々論理の世界に置き換えて考え、行動していない。昆虫の脳の大きさは何と2mmにも満たない。これで驚異的行動をとっている。ここに今日のAIの問題があるかも知れない。」と氏は考えます。新たなAIが生まれる可能性が見えます。 最終回は、AIを含め、今後私たち日本の技術開発の方向を考え合っていきたい、と願っています。 皆様の積極的なご参加を願ってやみません。追信: 会の終了後、講師と共に、最寄りのBarで軽くアルコールなども入れ、改めて活発な討議を交わす「ワイガヤの会」を設けています。是非ご参加下さい。(会費:3,000円前後) 皆様の積極的なご参加を願ってやみません。 |
日程・概要【日 時】 2018年5月18日(金)13 : 30-17 : 00【会 場】 東京理科大学 森戸記念館 1F 第2フォーラム 東京都新宿区神楽坂4-2-2 Tel. 03(5225)1033 【テーマ】『意識下と無意識化の世界で働くAIを求めて』 【講 師】 (株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン 上席研究員 重見聡史氏 【チェアマン】 (有)入交昭一郎 代表 元 本田技研工業(株) 代表取締役副社長 元 (株)セガ 代表取締役社長、会長 入交昭一郎氏 |
スケジュール
MEMO
|