挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」
最近のプログラム
2019年5月17日(金)
東京工業大学 教授 科学技術創生研究院 量子科学技術 西森 秀稔 氏 |
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日本が開いた独創的未来科学技術
『量子コンピュータの今日と未来』
皆様の積極的なご参加をいただいて参りました今期 「イノベーションフォーラム」 も、早いもので、今回、今期の最終回を迎えます。皆様には、貴重なお時間をお割きいただいてご参会いただき、誠に有り難うございました。心より御礼申し上げます。 最終回は、来る5月17日(金)、日本が開いた独創的未来科学技術「量子コンピュータの今日と未来」と題し東京工業大学 教授、科学技術創生研究院 量子科学技術 西森秀稔氏をお迎えしてご講演いただきます。 量子コンピュータというのは膨大な計算を処理出来る「画期的なコンピュータ」 理論なのですが、その量子力学というのは実に理解しきれない分野で、ノーベル物理学賞受賞者で量子電磁力学の創始者としても名高いリチャード・P・ファインマンですら、『量子力学を理解しているという人がいたら、その人は嘘つきだ』 というコメントを残しているほどだ、と西森教授は仰っておられます。 この量子コンピュータが、近年、従来型コンピュータに較べて桁違いのコンピューティング速度を秘めるものとして注目を浴びています。 この量子コンピュータには「ゲート方式」と呼ばれる量子回路モデルと、今日、量子コンピュータ研究の最先端を行くと評価されている、西森秀稔氏によって1998年、指導学生門脇正史氏と共同で提唱された量子アニーリング・モデルがありますが、この量子アニーリング・モデルというのは与えられた条件を満たす最適組み合わせを見出す手法の一つで、アルゴリズムなしで解が得られるという、独創的なものです。量子コンピュータの実用化を飛躍的に推進した理論として、今、世界的評価を得ている方式です。 開発がうまく進めば、3〜4年後にはある種の最適化問題に関して、現在のスーパーコンピュータでも解けない問題が解ける可能性がある、と氏は仰っています。 今回は、日本が開いた独創未来科学技術・量子コンピュータの今日と未来について、氏のVisionと挑戦を伺います。 なお、会終了後、講師の内藤昇氏、チェアマンの入交昭一郎氏を中心に、場所を変え、少々のアルコーとつまみを入れ、有志によるワイガヤの会が持たれます。 皆様の積極的なご参加を願ってやみません。 |
日程・概要【日 時】 2019年5月17日(金)13 : 30-17 : 00【会 場】 東京理科大学 森戸記念館 1F 第2フォーラム 東京都新宿区神楽坂4-2-2 Tel. 03(5225)1033 【テーマ】日本が開いた独創的未来科学技術 『量子コンピュータの今日と未来』 【講 師】 東京工業大学 教授 科学技術創生研究院 量子科学技術 西森 秀稔 氏 【チェアマン】 (有)入交昭一郎 代表 元 本田技研工業(株) 代表取締役副社長 元 (株)セガ 代表取締役社長、会長 入交昭一郎氏 |
スケジュール
MEMO
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