挑戦者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」
最近のプログラム
2024年2月28日(水)
会場・オンライン併催
(株)竹中工務店 参与 木造・木質建築統括 松崎 裕之氏 |
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棟梁精神を受け継ぐ
『竹中工務店が挑む高層木造建築』新年 明けましてお目出とうございます 去る1982年、急変する企業環境の下、わが国独自の技術・製品開発とわが国ならではの企業価値の創出を求め合っていこうと、産業と分野、アカデミアの枠を取り払って、同志(別紙)が相語らって発足いたしました弊会は、お陰様で今年、発足42周年を迎えさせていただきます。 なお、今年元日は、石川県能登半島 深さ約16kmを震源とする 最大震度7.6、揺れの強さの目安となる「最大加速度」が2011年の東日本大震災に匹敵する2828ガル、1.2mを超える大津波を伴った大地震が発生し、石川県輪島市、珠洲市、七尾市他で家屋倒壊、大火災、道路崩壊、土砂崩れなど大災害をもたらし、新潟県、福井県にも大きな災害を及ぼして、本来なら穏やかな正月休みを迎える筈であった日々を一瞬にして一変させてしまいました。 そして、その厳寒の北陸に加わった雨と降雪... 加えて正月2日夕、日航機と海保機の衝突炎上...。 被災者、被災地の方々には只々心からお見舞いを申し上げるばかりです。 あわせて、今日の国際紛争には、人間が持つ悲しい性(サガ)とはいえ、大きな胸の痛みと持って行き場のない怒りを覚えるばかりです。 さて、弊会が発足と共にスタートいたしました弊会の主軸事業「イノベーションフォーラム」の 2024年度 前期 第1回例会が、 来たる 2月28日(水)、ダイレクト・ミーティング会場を国際文化会館に変更させていただいて、オンライン併催で開催されます。 是非、皆様のご参加をいただきたく、関係者一同、お願い申し上げる次第です。 今回、本年度 第1回例会にお招きする講師は、前期例会でお囲みした九州最大のゼネコン 松尾建設(株)理事 田中英明氏に続いて、(株)竹中工務店 参与 木造・木質建築統括 松崎裕之氏をお囲みし、『棟梁精神を受け継ぐ-竹中工務店が挑む高層木造建築』と題してご講演いただきます。 氏は「今 世界各地で高層木造建築が大きな潮流となっている。循環型資源である木材はCO2固定能力を有し、気候変動対策・脱炭素社会・SDGs達成に欠かせない。この流れを受け、高層木造建築が日本でも注目されている。これは、2050年のカーボンニュートラル実現へ向けた取り組みの一つで、日本の社会課題である森林荒廃・林業衰退に対する解決にも繫がる。当社の木造建築への取り組み、国内外高層木造建築、森林グランドサイクル活動をご紹介する。」と今回のご講演へのご抱負を述べておられます。 「Alta Ligna Tower」 (株)竹中工務店と三井不動産(株)は、2024年1月、東京日本橋本町に地上18階 地下1階、高さ84m、延床面積 約28,000㎡、現存する木造高層建築物として国内最大・最高層ビルの建設に着工。2026年9月に竣工の予定です。 この竹中工務店が今年1月に着工した「地上18階の高層木造建築」、そして高層木造構想「Alta Ligna Tower」、この二つの構想が2018年に公表された当時、ある大型木造建築に携わる建築企業の代表は「この短期間にこれだけの木造ビルを完成させるための現時点での技術課題は相当なもので、ここまで期間を切って発表する竹中工務店の自負には驚嘆せざるを得ない」と述べていますが、まさにこれが当時の偽らぬ時代の常識だったのです。 日本橋本町2024年1月着工
この度、東京 日本橋で着工された日本最高層木造建築に使用される主要構造材は竹中工務店が自ら開発した耐火集成材「燃エンウッド」採用の木造ハイブリッドで、木材は三井不動産Gが北海道に保有の森林を積極的に活用。建築資材の自給自足、森林資源と地域経済の持続可能な好循環の実現を目指しています。また両社は、「建物の建築時のC02削減でも、同規模/一般的な鉄骨造オフィスビルと比べ、躯体部分において、建築時のCO2排出量約30%の削減効果がある」と自負しています。 竹中工務店は宮大工棟梁を起源とし、江戸時代前期、織田信長の元家臣であった初代竹中藤兵衛正高が尾張国 名古屋で創業。爾来、神社仏閣の造営に携わり、明治時代、洋式建築技術導入と共に、当時開港、都市化し始めた神戸に進出。今日、社歴400年を超え、スーパーゼネコン(売上高1兆円超のゼネコン企業)といわれる企業 5社(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)の一社です。 なお、同社はスーパーゼネコン中 唯一の非上場企業で、売上高の90%以上が建築、建築業協会賞 BCS賞(日本建設業連合会が日本の優秀建築作品を表彰するもの)最多受賞企業という、極めて特色際立つゼネコン企業です。 また同社は、兵庫県神戸市にわが国唯一の大工道具博物館「竹中大工道具館」を開設し、最後の宮大工棟梁と言われた「故 西岡常一氏」使用の大工道具他、数々の貴重な大工道具、その他資料を保管・展示しています。 皆様の積極的なご参加を願ってやみません。 本年も何卒ご支援いただきますよう、関係者一同、衷心よりお願い申し上げます。(新経営研究会 代表 松尾隆) |
日程【会 場】 国際文化会館 別館1階 ルームD東京都港区六本木5-11-16 電話:03-3470-4611 ▶アクセス 【配 信】 Zoom 使用 【テーマ】 棟梁精神を受け継ぐ 『竹中工務店が挑む高層木造建築』 【講 師】 (株)竹中工務店 参与 木造・木質建築統括 松崎 裕之氏 【チェアマン】 (有)入交昭一郎 代表 元本田技研工業(株) 取締役副社長 元 (株)セガ・エンタープライゼス 代表取締役社長・会長 入交昭一郎氏 【締 切】 2月21日(水) 【事務局】 新経営研究会 担当:田中 東京都千代田区麹町1-6-9 DIK麹町804 TEL: 03(3265)4341 |
スケジュール
MEMO
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アクセス・地図
東京都港区六本木5-11-16
・都営大江戸線 「麻布十番駅」7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
・東京メトロ南北線 「麻布十番駅」4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」 3番出口より徒歩10分
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