田辺 潔氏
東京スカイツリーの建設
(株)大林組 東京本店 建築事業部 生産技術部長 田辺 潔氏
東京スカイツリーのアウトライン
建設地 業平橋押上地区の特色
建設地選定の経緯
すべて形の違う部材を使って三角形から円にタワーを組み上げ
世界一の高さ、東京タワーより小さい塔状比を支えるナックル・ウォール
初の試み 心柱制振構造
場所決定から着工へ
設計段階から施工者がパートナーとして関わること
ギリギリまで難航した設計と施工との折り合い
未知の高さへの技術的挑戦
スカイツリーで大林組が担った責任と役割、革新的挑戦
部材の細部設計、施工上の付帯的工夫
十九工場に生産依頼した鋼管の品質管理と失敗の許されなかった溶接
-非常に高かったモチベーション-
3.11で命を救ったタワークレーンに入れたダンパー
タワークレーンでの吊り荷の動きを制御するスカイジャスター
GPSを利用した三次元計測での精度管理◎
巾4m 、厚み1.2m 、50m まで打ち込んだナックル・ウォール
-4000トンの載荷試験、ナックルが効く独自技術-
手狭になった建設用地に構築した立体的物流システム
安全がすべてを制する
ゲイン塔の施工
高所作業を避けるために実現したゲイン塔のリフトアップ
スリップフォームによる心柱施工でゲインのリフトアップを実現する
ゲイン塔を地組みして吊り上げる
ゲイン塔を揚げると回転する!
半年で出来た三七五メートルの心柱
建設中にも関わらず、東日本大地震に耐えた
Q&A
フライホイールは、準備はしてい
全日本のトップの溶接工六十人を集めた
地震は鉄骨で保ち、心柱は揺れが大きすぎるのを防ぐため
日本のシビアな技術を海外に持っていく必要があるのか
課題毎にワーキングチームを作って、それぞれに解決してい
法律には頼らず、自分たちで地震への対応を考える
本質から考えないといけないのが、一番の勉強になった
大林組がなくなるほどのリスクをかけてチャレンジした