ソニーイメージセンサー挑戦の軌跡
ソニー㈱ 執行役EVP 鈴木智行氏
初めに
ソニーのデバイス事業のミッションとイメージセンサービジネスの現況
ソニーのビジョン
エレクトロニクス商品とそれを支えるイメージセンサー
-セットとデバイスの連携が商品力を強化する-
ソニーが関わったデジタルカメラ市場の変遷
ソニーのイメージセンサーの変遷
今日に至るソニーのイメージセンサーの経緯
ソニーの創業者精神とソニースピリッツ
ソニーのCCDイメージセンサー キーテクノロジー
電子シャッターを可能にした縦型オーバーフロー・ドレインの開発
画素の極小化と画素数の拡大、解像度向上への長年の挑戦
CCDの技術革新によるビデオカメラの進化
CCDからCMOSイメージセンサーへの変革
CMOS時代への移行を告げていた情報化時代への大きなうねり
目指して来たイメージセンサーの方向性
-フィルムを超え、人間の眼を超える-
ソニーのCMOSイメージセンサー キーテクノロジー
A/Dコンバーターを内蔵したCMOSイメージセンサーの開発
裏面照射型CMOSイメージセンサーの開発
-常識に抗して執念と確信で遂に実現させた男の成果-
積層型CMOSイメージセンサーの開発
-向上させた感度・ダイナミックレンジと信号処理スピード-
積層型CMOSイメージセンサーの特徴
○ 暗い所でも明るく撮影可能
○ 逆行でも黒つぶれ、白飛びしにくい
ソニーのCMOSイメージセンサービジネスの成功要因
①社内にあった強いカメラグループ
②製造事業所に持たせた開発機能
ソニーのイメージセンサーが目指すもの
人間の目の限界を超えるイメージセンサーの進化
最後に
1億画素・50倍電子ズームで実現出来る世界
Q&A
永遠の課題 色の分離と再現
先ずは技術者が描いているイメージングワールドを描かせる
性能とコストのジレンマ
全て完全内製のソニーのイメージセンサー組み立てライン
CCDの開発成功の鍵だった結晶欠陥と金属汚染の抑制
ダイナミックレンジのコントロール方法
CMOSの次のイメージセンサー
ソニーのDNAの現況は
当初は疑問を抱いていた裏面照射型の開発に、七年も待てたのは何故か
時代の要請に応えられていない今日のディスプレー
第3章
起死回生を期した
エプソンのカラーインクジェットプリンターの開発
セイコーエプソン㈱ 取締役 情報画像事業本部副事業本部長
現 代表取締役社長 碓井 稔氏
碓井 稔氏
会社存続の危機到来
エプソンにおけるインクジェットプリンター開発の経緯
なかなか離陸できないインクジェット事業
社内で競い合う各種印刷技術方式
ピエゾ方式に賭けていたエプソンのインクジェット開発
HPの発想の大転換 インクジェットプリンターの将来を決定
サーマルインクジェット方式の飛躍
サーマルインクジェット方式の飛躍
当時のエプソンのインクジェット技術
設計部と開発部の取り組み
SUSノズルプレートの開発
マイクロピエゾテクノロジーの基本コンセプトの構築
インクジェットヘッドの開発部門への異動
ピエゾ素子のブレークスルーへの挑戦
2つのヘッド構造
メニスカスコントロール
アクチュエーターを使ったインクジェットヘッドの基本構想
全社プロジェクトの発足
ピエゾアクチュエーターアレイの加工
インク室形成の量産技術確立
設計部への移動
開発部に戻る
再び設計部へ、そして量産化成功
6色インクを搭載し、フォト画質を実現した
PM-700(1996年)
写真高画質で飛躍
インクジェット要素開発体制の変更
カラープリンターMJ700V2Cの開発
MLP方式の進化とMLChips方式の開発
MLP方式の進化
ML Chips方式の開発
MSDTの開発
PMー700Cの開発
PM写真用紙、写真用顔料インクの開発
インクジェット方式の開発の広がり
あらゆるプリンティングの変革をマイクロピエゾで
Q&A
周囲の支持を如何に得たか
設計と開発の綱引きや足の引っ張り合いはなかったか
イギリスのザールの影響はどれぐらいあったか
顔料インクの世評はどうか
三十代前半から半ばくらいで、次に続くような開発人材をどう育てているか
若くしてプロジェクトリーダーになれた背景はどのようなものであったか
本社の支援はどうであったか
まとめ
放送大学名誉教授 森谷正規