会場・オンライン併催

1/23(木)『ミステリアスな驚くべき植物の世界』

埼玉大学理工学研究科 生命科学部門 理学部 分子生物学科 教授 豊田 正嗣

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     今回、2024年度 後期「イノベーション・フォーラム」の最終回は、埼玉大学 生命科学部門 理学部 分子生物学科 教授 豊田正嗣氏をお囲みし、『ミステリアスな驚くべき植物の世界』と題してご講演いただきます。

    豊田正嗣氏

     先に豊田正嗣氏のお言葉としてご紹介させていただきましたが、「道端の草花。畑の野菜。雨に打たれても虫にかじられても何も感じていないように見える。が、実はそうではない。植物に神経や脳はないが、傷つけられたことを感じ、瞬時にその情報を全身に伝えることが出来る。更に植物は傷つけられた細胞や組織から匂いを大気中に放出し、別の離れた個体に危険信号を送ることが出来る」そうです。また近年、「バイオセンサーなどイメージング技術の躍進で、植物の知られざるコミュニケーション能力、姿が見えてきた。その植物の驚くべき映像と共に、その実際をご紹介したい」と氏はおっしゃっておられます。

    植物の反応をリアルタイムで可視化するための独自のイメージング装置

    植物の反応をリアルタイムで可視化するための独自のイメージング装置

     この豊田征嗣氏のご紹介者、元サントリー R&D推進部課長 倉井真氏の直近のご紹介によると、豊田正嗣氏の植物に関する研究が JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構) の “ERATO”(大規模研究費の下、分野融合や新しいアプローチで挑戦的な基礎研究を推進。科学技術のイノベーションの創出を目指すプログラム)で、令和 6年度 “新規研究総括および研究領域” に採択された、ということです。9,071人の候補者の中で厳正な絞り込みが行われ、選ばれたのは僅か3人だった、ということです。

    植物の全身を高速で流れるCa2+シグナルを捉えた映像

    植物の全身を高速で流れる
    Ca2+シグナルを捉えた映像

     今回のご講演が、新たな科学技術を生み出す思っても見なかったチャンスとなるもよし、大自然というものが持つ脅威の世界に改めて言葉を失う機会となるもよし、いずれにしても大自然というものの計り難い、大きな世界に改めて触れる機会となる筈です。

     皆様の、積極的なご参加を願ってやみません。(新経営研究会 代表 松尾 隆)

    • 当日のスケジュール

      2025年1月23日(木)
      13:30〜17:00
      13:30-13:35
      ご挨拶
      13:35-14:00
      自己紹介
      14:00-15:00
      ご講演(前段)
      15:00-15:15
      休憩
      15:15-16:15
      ご講演(後段)
      16:15-16:50
      Q&A

      参加申込締切

      2025年1月17日(金)
    • 講演会場・アクセス

      国際文化会館 西館 4階(403・404)

      東京都港区六本木5-11-16

      • 都営大江戸線 「麻布十番駅」7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
      • 東京メトロ南北線 「麻布十番駅」4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
      • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」 3番出口より徒歩10分
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