7/23(火)『未来社会を見据えた革新的新素材・新技術の創出・展開』
東レ(株) 上席執行役員 研究本部長 基礎研究センター所長 井口 雄一朗 氏
-
時が経つのは早いもので、「イノベーションフォーラム」2024年度前期例会も、今回、終回を迎えます。今期も、毎回、皆様の積極的なご参加をいただき、有難うございました。
今回は、広範な“炭素繊維複合材料(カーボンファイバー)”の開発・提供や、“高分子化学”、“バイオテクノロジー”、“ナノテクノロジ”ーをコア技術にして“先端材料”を開発し、世界29カ国、グローバルに事業展開する大手総合化学企業・東レ(株)の上席執行役員 研究本部長 井口雄一朗氏をお囲みし、『未来社会を見据えた革新的新素材・新技術の創出・展開』をテーマにご講演いただきます。
地球温暖化や感染症対応が急務である一方、情報通信の高速・高度化、モビリティ分野での変革が進みつつある今日、氏は、東レではかかる世界が直面する「課題」を解決しつつ「持続的発展」に向けた課題解決を目指し、革新技術・先端材料の創出、それらを基軸としたソリューションの提供を進めている中心で、2050年カーボンニュートラル実現に向けたプラスチック・リサイクル、石化資源からバイオ原料への転換、CO2利用等のサステナビリティ、モビリティの進化、水素社会の実現、高度化する電子情報材料に関わる技術創出に向けて話をしたい、と述べておられます。
氏が研究所長を務める「基礎研究所」は、1962年に設立され、現在の東レを支える代表的製品の一つ“炭素繊維”のほか、人工腎臓、 医薬品など、様々な新製品・新事業を生み出して来た東レの中核的研究開発拠点で、現在は、東レのライフサイエンス研究の拠点になっているところです。以後、東レでは2003年 先端融合研究所、2019年 未來創造研究センターと未來技術開発に挑む研究開発拠点を創設し、2026年 GX対応材料、次世代モビリティ材料の研究・技術開発を推進することを目的に、名古屋に新研究拠点を開所する予定です。
東レ(株)の研究・開発の基本方針は、基礎研究重視の超極細繊維やナノ多層積層技術などの極限追求、水処理 X 計算化学など技術融合、炭素繊維など長期的視点に基づいた超継続材料を DNA とする研究・開発戦略を土台、継承し、サスティナビリティビジョンの実現を目指したグローバル研究・開発体制を構築しています。
今日の東レ(株)における研究・開発の最前線をご披瀝いただくと同時に、皆様の積極的なご参加の許、今後日本ならではの研究・技術開発の方向と在り方について、活発なご討議を願えましたら幸いです。
皆様の積極的なご参加を願ってやみません。
(新経営研究会 代表 松尾隆)-
当日のスケジュール
2024年7月23日(火) 13:30〜17:00
- 13:30-13:35
- ご挨拶
- 13:35-14:00
- 自己紹介
- 14:00-15:00
- ご講演(前段)
- 15:00-15:15
- 休憩
- 15:15-16:15
- ご講演(後段)
- 16:15-16:50
- Q&A
参加申込締切
2024年7月17日(水)
事務局:田中(Tel. 03-3265-4341)
-
講演会場・アクセス
国際文化会館
東京都港区六本木5-11-16
- 都営大江戸線 「麻布十番駅」7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
- 東京メトロ南北線 「麻布十番駅」4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
- 東京メトロ日比谷線「六本木駅」 3番出口より徒歩10分
-