開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

最近のプログラム

2013 プログラム

4/25(木)
『 高性能・新型N700Aに至る東海道新幹線の開発、
                   今後の日本の高速鉄道構想 』
東海旅客鉄道(株) 代表取締役副社長 森村 勉
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     N700A

「N700A」は2007年にデビューした「N700系」が持つ高性能性に更なる高速性、快適性、環境性、省エネ性など進化を遂げ、地球温暖化防止への貢献も配慮された世界最先端の高速車両。2013年2月に運行された。森村勉氏はその技術開発のトップで、今回はその開発エピソードをご披瀝願い、わが国における島秀雄氏以降の高速鉄道に寄せるJRの皆さんの夢とご努力の一端に触れさせていただき、併せて今後のご抱負を伺う。

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5/9(木)
次世代型補助人工心臓 『エバハートの開発と実用化に向けた夢と苦闘 』
東京女子医科大学 臓血管外科 主任教授 山崎健二
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    proeoglikan

2012年6月、ジョンホプキンス大学で本例の体内埋込型補助人工心臓EVAHEARTの治験検討会がもたれ、今、最もシンプルな構造で、①耐久性、②抗血栓性に優れ、③消化管出血、④長期使用による大動脈閉鎖不全、⑤溶血を起し難く、⑥補助能力が高く、⑦術後腎不全や肝機能障害を起し難く、⑧拍動効果も高く、⑨運動対応機能が高いとの報告が山崎氏よりなされ、活発な質疑を経て、今最も有力なデバイスと世界的評価を得た。

6/4(火)
複合材が常識の時代に、敢えてこだわる木造ヨットの造艇
『SANO MAGIC 佐野末四郎の世界 』
SANO MAGIC  主宰 佐野末四郎
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      旧山王丸

江戸時代から続く船大工の家に生れ、16才で完成させた外洋ヨットは米国Wooden Boat 誌から「SANO MAGIC」と絶賛され、氏の工房名のルーツとなった。全て木釘で建造される氏のヨットは世界一軽く丈夫で世界からジュエリーヨットと呼ばれ、世界最高の評価を得ている。一切の妥協を排し、本質から出発する氏の‘ものづくり’姿勢は、汲めども尽きない示唆に溢れる。氏制作の木製自転車、スピーカも世界の大きな注目を浴びている。

※この回は、新木場の工房を見学いたします

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7/19(金)
『 古代日本の超技術、 あっと驚くご先祖様の智慧 』
静岡理工科大学 教授 志村史夫
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    kodaigijyutu

       

現代文明の支柱は半導体材料を基盤とするエレクトロニクスである。半導体結晶は最先端の科学と技術を駆使して製造されるが、その高純度化の物理は「たたら鉄」の高純度化と共通であるし、加工技術のエッセンスは飛鳥時代に確立されている。まさに「温故知新」。半導体技術にかかわらず、これからのさらなる新技術のブレークスルーのためには、“ご先祖様の智慧”が必要である。(志村史夫氏談)

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8/29(木)
『 新時代へ向けたリコーの事業・経営構造改革 』
(株)リコー 代表取締役 会長執行役員 近藤史朗
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    imagio MF200シリーズ

同社の事業構造を革新し、その方向を決定・推進することになったのは、氏がその開発に心血を注いだ「デジタル複写機」。画像システム事業本部プリンタ事業部長、画像システム事業本部長、MFP事業本部長など、一貫して同社の画像・デジタル伝送畑を歩いてきた。新たなグローバル競争の進展に伴い、新たな経済価値の創出を担う事業と事業構造の創出、経営革新に、今日取り組み、その基盤事業の拡大・強化に全力を上げている。

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9/25(水)
『大型電力貯蔵用リチウムイオン電池の開発と普及を目指して 』
エリーパワー(株) 代表取締役社長 吉田博一
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    独自開発した
    大型リチウムイオン電池セル

世界で初めて国際的認証機関TUVの製品安全検査に合格した、LIB搭載の大型蓄電システム。電池セル単体での安全性の評価も高い。2012年3月、大型LIB蓄電システムとして経済産業省の補助金対象第1号として認定取得。2012年11月、産業用蓄電システムを発表し、2013年3月、家庭用蓄電システムとして販売開始。同社は慶応義塾大学発のベンチャー企業。社長の吉田博一氏は住友銀行副頭取、慶応大学教授を歴任

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10/25(金)
『 ソニー のイメージセンサー 挑戦の軌跡、今後へのヴィジョン 』
ソニー(株) 執行役 EVP 鈴木智行
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    B01Sony_Image Sensor_s.jpg
     Image Sensor(電子の目)

ソニーのイメージセンサーはわが国半導体ビジネスの教訓的成功事例。今日、世界シェア60%を誇る。1985年にCCDシステム部門に配属されて以降、一貫して撮像素子の開発に携わって来た。今回は、今日の韓国・台湾との競争状況も交え、ソニーのイメージセンサービジネスとその開発の現状、CCDからCMOSへの変革、技術のイノベーションやソニーのイメージセンサーの将来ビジョンなどについても伺う。氏は今日のソニー開発陣の中心。

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11/22(金)-23(土)
    『グローバル化時代における伝統と文化』
    ー 重要無形民族文化財「花祭り」、和太鼓集団「志多ら」 ー
和太鼓集団「志多ら」 代表 西谷まゆみ
総合統括プロデューサー 大脇聡
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nisitani mayumi oowaki satosshi

「花祭り」は奥三河に鎌倉、室町時代から伝承されて来た祭りで、国の重要無形民俗文化財。700年以上の歴史を持ち、パフォーマンスとしてではなく、土地に昔から根付いて伝承されて来た。奥三河11ヶ村で巨大な鬼面を被った「鬼の舞」などの舞が夜を徹して舞われる。IT、スマホの時代に、この「花祭り」が現代の若者の心を惹きつけるのは何故か。「志多ら」はこの過疎地に根付いて活動している和太鼓・篠笛集団。

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12/19(木)
『 トヨタプリウスの先行開発を振り返って、今後エコカーへのビジョン』
慶應義塾大学大学院     教授 元トヨタ自動車(株) 佐々木正一
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    purius
      プリウス

トヨタで30年近くEVやHVのパワートレーンの開発を行って来た。氏はHVプリウスⅠの先行開発に携り、EVのモータ制御システムの開発に携った中心。漫画「プリウスの翼」にも登場した。今回はそのプリウスの技術開発過程と開発初期段階でのシステム選定、それに続く量産開発の経緯や技術課題についてご披瀝願い、今後のEVに対する見通し、そのために必要となる技術をご披瀝願う。2007年度全国発明表彰、「2010 IEEE Daniel E.Noble Award」受賞。

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1/20(月)
『 ミドリムシが地球を救う』
(株)ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充
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    midorimusi
     ミドリムシ

同社は、ミドリムシの秘めた力で新しい未来を開こうと世界で初めてミドリムシの屋外大量培養技術を確立した、東京大学発のバイオベンチャー企業。現在、Food(食料)を切り口に機能性食品及び化粧品を事業化し、今後はFiber(繊維)、Feed(飼料)、Fertilizer(肥料)、そしてミドリムシを原料としたバイオジェット燃料の共同開発などFuel(燃料)、の5F分野の事業化を目指している、今注目の企業。そのミドリムシの生産拠点は沖縄県石垣島。

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2/28(金)
『 バイオ医療産業と産学連携、日本発の新技術で世界初の創薬を目指す』
ペプチドリーム(株) 代表取締役社長 窪田規一
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    dedital_copy
    特殊ペプチドの結合

独自開発の創薬プラットフォームシステムPDPS(Peptide Discovery Platform System)で内外の製薬企業との共同開発を推進し、新しい医薬品候補物質(非標準ペプチド治療薬)の発見と開発を進めている、東京大学発のバイオベンチャー企業。世の中には有効な治療法がなく、苦しんでいる人が多い。こうした人々へ効果的な治療薬を創出するのが窪田社長の夢。2005年、菅東大教授との出会いが出発。日本発の新技術で世界初の創薬を目指している。

※この回は、東京大学・本郷の研究室を見学させていただきます

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3/18(火)
『日本の漁業の未来を- マグロをサバに産ませる 』
東京海洋大学大学院 教授 吉崎悟朗氏
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    サバに移植するマグロの<br/>原幹細胞
    サバに移植するマグロの原幹細胞

「サバにマグロを産ませる」。この夢のような話に取り組んでいるのが東京海洋大学大学院教授の吉崎悟朗氏。マグロの卵原幹細胞や精原幹細胞をサバに移植し、サバにマグロの卵子や精子をつくらせて育てようというもの。既にこの技術で 「ヤマメにニジマスの卵や精子を作らせる」 ことに成功している。因みにマグロはサバ科の一種。吉崎氏がこの研究を始めたのは、今から14年前。今、クロマグロは 「絶滅寸前の危機」 と指摘されている。

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