開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

最近のプログラム

2009 プログラム

2009年3月27日 シャープ(株) 代表取締役 副社長 安達 俊雄氏
『 未曽有の企業環境を生きる!シャープの経営の軸、未来成長戦略 』
      ― 世界経済・環境・エネルギー ―

液晶と独自の事業展開で知られる同社最高幹部に今日の企業環境対応への基本的考え方を聞く。氏は通産省大臣官房審議官、内閣府沖縄振興局長などを経て、03年にシャープ入社。オイルショックや日米コンピュータ摩擦など数々の国際交渉の修羅場を潜り抜けて来た方。

2009年4月20日東京大学 公共政策大学院 教授 (独)経済産業研究所 コンサルティングフェロー 林 良造氏 
『 経済危機の後に現れてくる世界秩序と日本の課題 』

通産省経済産業大臣官房長、経済産業政策局長などを経て、東京大学公共政策大学院教授。
(独)経済産業研究所コンサルティングフェロー。国際競争力を維持するためのイノベーションシステム、経済のグローバル化・アジアの経済関係緊密化とわが国の国際戦力等がテーマ。

2009年5月21日 パネルディスカッション: 21世紀フォーラム/異業種・独自企業研究会 合同セッション
今日の急激な世界景気減速の広がりと今後の経営を考える
『今、何が起きているのか、対応すべき日本の経営の本質的課題』

【パネラー】
吉野  浩行氏
本田技研工業(株)取締役 相談役、前代表取締役社長
渡邊正太郎氏
前経済同友会 副代表幹事、専務理事、元 花王(株)代表取締役 副社長
・吉野浩行氏は人間型二足歩行ロボット‘アシモ’、‘ホンダジェット’の本格的開発にゴーをかけた人。
・渡邊正太郎氏は史上最年少38才で花王の役員となり、同社の経理・財務・マーケティング・研究開発を担当。

2009年6月2日 (株)吉野家ホールディングス 代表取締役社長  安部 修仁氏
『逆境の経営・崖ッ淵からの生還、更なる企業価値の創出を目指して』

牛丼で全国ブランドの代表的外食店となった同社は複合要因が重なり経営悪化。セゾングループの傘下で再建を計った。'90年株式公開。経営危機を乗り切り、崖っ淵からの生還を果して、今新たな目標に向かう同社の苦闘の経営は、余りに汲めども尽きぬ教訓に溢れる。

2009年7月30日 (株)山本海苔店 取締役社長 山本徳治郎氏

『山本海苔店160年の経営 』― 伝統と革新 ―

嘉永2年(1849)の創業。160年の歴史を持つ。味付海苔は山本海苔店から生れた。登録商標の梅のマークは、梅と同じ様に香りを尊び、梅の咲く寒中に最も上質の海苔が採取されることに因んでいる。大きな時代の変化を如何に乗り越え、今日の繁栄を築いて来たのか。
※この回は同社秦野工場を会場とし、工場見学の機会も頂いています。

2009年8月19日ノンフィクション作家  岩倉使節団研究家 特命全権大使  泉 三郎氏
『岩倉具視使節団 米欧回覧実記』

岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文らの新政府のリーダー達が、新しい国のヴィジョンを求めて632日に亘る世界一周の旅に出た。国の内外に難問山積のこの時期に企てられたこの大視察旅行で、岩倉達はどの様な経験をし、それは近代日本に何を齎らしたのか。

2009年9月29 (株)成城石井 代表取締役社長 大久保 恒夫氏
『UNIQLO、MUJI、ドラッグイレブンをV字回復させた経営改革、
成城石井で挑む企業力の回復』

今時代の寵児となったユニクロも、一時経営危機に陥った。そのユニクロを僅か1年で20億円の黒字計上企業に大化けさせ、今日のユニクロ大躍進の基を拓いた伝説的改革者。 MUJIやドラッグイレブンをV字回復させたのも氏。これらV字回復は如何にして成されたのか。現在、成城石井の企業力回復に全力傾注中。

2009年10月26日 (株)ミツバ主任研究員  (株)大嶋電機製作所 OSIUMSS開発推進室長 梅澤隆男氏
危機意識が原点となって生まれた革新的ものづくり技術
『金型内成型・成膜・組立てシステムの開発』

車載用ドアミラーに内蔵する複雑形状のサイドターンランプを金型内で材料投入から完成品まで完全自動化する革新技術。 氏の情熱が熱い企業連携を生み、画期的時間短縮、部品点数の激減、30%のコスト低減、金型内成膜、高品位外観を実現。第2回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞。

2009年11月26日 (株)豊田中央研究所 代表取締役社長  瀧本 正民氏
『多くの失敗プロジェクトから考える』

氏はトヨタ自動車前副社長。「今、自動車再発明の時代!」これが氏の現在の基本理念。 これまでエンジン、ハイブリッドシステムや燃料電池、環境技術開発、研究開発の効率化追求などに取組んで来た同社技術開発の総帥。同社は今、原点回帰、次世代技術の絞り込みと新しい成長の道筋が求められている。

2009年12月22日 筑波大学大学院 システム情報工学研究科教授  山海 嘉之氏
『次世代ロボテイクスフロンティア・サイバニクスの開拓』

ロボットスーツHALTM

氏は体に装着して人間の身体機能を拡張、増幅、強化する画期的「ロボットスーツHALTM」の開発者。微弱な生体電位信号で動作制御し、動きたいと思うだけで、人間の思い通りに動作出来る。身体の機能不全を来した人の自律・介護・リハビリを支援出来る。氏は、人間・機械・情報系の融合複合新領域の開拓者。

2010年1月19日 任天堂(株) アドバイザー 上村 雅之氏

『日本の文化的特質とハイテクが融合して生まれたグローバルヒット商品』

氏はファミコン、スーパーファミコンの生みの親。日本のビデオゲームは何故こんなに世界で大ヒット出来たのか。日本が生んだビデオゲームの原点は、日本人の日常生活の中に埋込まれた日本人の遊び感覚、美学・文化的特質がハイテクと融合して生み出された新たな遊び文化の創造だった。

2010年2月24日 花王(株) 代表取締役社長 尾崎 元規氏   取締役 常務執行役員 CTO 沼田 敏晴氏

尾崎氏

沼田氏
『新たな消費者価値の創出を目指した経営の基本的考え方と研究開発』

これまで、毎年前年度実績更新という驚異的増収増益を続けて来た同社は、今年3月期決算で売上高3.2%減と、殆ど今回の経済不況の影響を受けなかった。同社の企業力、時代を画するヒット商品を生み出す開発力はどこから来るのか。その経営努力とヴァリューチェーン構築の一端に触れる。

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