開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

最近のプログラム

2014 プログラム

6/10(火)
『中国におけるものづくり経営のあり方』 
 - 日中関係改善が見えない中で -
復旦大学(上海) 客員研究員 三井化学(株)元常務執行役員 中国総代表  吉田浩二
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     合弁会社設立調印式
    中国での新会社設立調印式

同社は大手化学企業に数少ない中国事業での成功企業と評される一社。氏は三井東圧入社後、UCLA留学、三井東圧アメリカ社長、三井東圧国際部長、三井化学取締役国際部長、同アメリカ社長を経て、2004年 三井化学常務執行役員 中国総代表。2007年、復旦大学(上海)客員研究員。2009年 三井化学役員退任。2010-2013 フェローテック取締役(中国担当)。中国における事業経営とマネジメントの血の滲む経験を背景に中国事業経営の今後を伺う。

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7/31(木)
『東レの繊維事業のグローバル展開と中国における‘ものづくり経営’』
東麗繊維研究所有限公司(TFRC)前董事長兼総経理 東レ生産本部 生産総務室長  木下直之
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    東レ合成(南通)
    東レ合成(南通)有限公司

東レは中国における成功企業の一社と評される企業。東レの繊維事業は早くからアジア・アフリカなどグローバルな経営を推進し、’90年代、江蘇省に本格進出して原糸−テキスタイル一貫生産基地を構築。’02年に繊維研究開発拠点を設立、併せてサプライチェーン改革を行ってテキスタイルビジネスを拡大。今回は、6年に及ぶ氏の中国の研究・開発会社、生産会社での経験を踏まえ、中国市場を見据えた開発から生産まで、一貫した事業展開のご経験を伺う。

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8/6(水) 
『ホンダがインド進出を成功させた二輪事業戦略と挑戦、今後への抱負』
本田技研工業(株) 取締役 執行役員 二輪事業本部長  青山真二
青山真二氏
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インドにおける2012年〜2013年の二輪車市場の成長はほぼ横ばいだったが、ホンダは販売台数で27%の成長を遂げ、市場シェアの22%を獲得。今年1月、ホンダはインドに第三工場を建設し、60万台の能力拡大を計ったが、今年2月に第四工場の建設を決定。これによって、ホンダのインドでの生産能力は2016年には580万台になる。ホンダがインドで二輪車の生産、販売を行ったのは1984年。今回はこのインドでのホンダの事業努力を伺う。

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8/19(火)
『光造形技術による精密心臓シュミレータの開発』
(株)クロスエフェクト 代表取締役  竹田正俊
竹田正俊氏
    超精密心臓モデル
     シミュレーション用
     超精密心臓モデル

高速光造形技術とハイブリッド真空注型技術をコアとする高開発型ベンチャー企業。光造形への熱い志の下、この度、患者個体ごとのCTスキャンデータを用いた、画期的「心臓シミュレータ」の開発に成功した。術前の緻密な検討や若手医師の教育訓練用として用られる。医療分野は人に役立つという志と日本の得意とする高い技術が両立する分野。医療分野ほど、日本のモノづくりにマッチしたニッチ分野はそうはない。日本のモノづくりの発展に繋がる例。

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9/4(木)
『 水素大規模貯蔵輸送技術・システムの開発、
          水素サプライチェーンの実現に向けて』
千代田化工建設(株) プロジェクト技術開発本部 技師長  岡田佳巳
岡田佳巳
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    究極のクリーンエネルギーを供給する水素プラント

同社は、究極のクリーンエネルギー・水素を常温常圧、液体の状態で大量貯蔵・輸送する技術・システムの開発に成功した。これを実現させたのが、技師長 岡田佳巳氏を中心としたR&Dチーム。10年かけて開発に成功した脱水素触媒が、「ケミカルハイドロイド法」による一大水素サプライチェーンの実現を可能性にした。同社は今、水素供給事業を通じて低炭素・水素社会インフラづくり、今後の地球規模のエネルギー・環境問題に取り組んでいる。

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10/1(水)
『超高精度三次元測定機UA3Pの開発・商品化の軌跡と今後の展望』
パナソニック プロダクションエンジニアリング(株)                
プロダクションテクノロジーセンター 標準機事業グループ 主幹技師 竹内博之
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     3次元測定機UA3P

パナソニックの超高精度三次元測定機(UA 3P)の開発は、1980年初頭、光ディスクで求められた非球面レンズを実現するに当り、世界にその計測評価出来る測定機がなかったことに端を発し、今日では、光ディスク、一眼レフカメラ、スマホ、露光装置など、非球面及び自由曲面のレンズ開発に必要不可欠となっている。この開発にあった並々ならぬブレークスルーへの道程をご発表願い、今後への極めて大きな教訓と示唆とさせていただく。

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11/13(木)
『ダイキンの中国事業戦略、今日に至る道程』
大金(中国)投資有限公司 副総経理 兼 事業戦略本部長 専任役員  光安俊二
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    大金(中国)有限公司
    大金(中国)有限公司

2013年度の中国空調事業における大金(中国)の売上高は2875億円。ダイキン全体の空調事業売り上げの約18%を占め、営業利益率も20%と同社の空調事業全体を大きく上回っている。欧米に比し、日本企業の中国における成功企業が少ない中、ダイキンは如何にして今日の成功を勝ち得たのか。今、そのダイキンが中国事業の戦略見直しを始めている。

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12/03(水)
『ホンダジェットエンジンの開発、米国型式認定取得に至る苦闘』
(株)本田技術研究所 取締役 執行役員 航空機エンジンR&Dセンター長  藁谷篤邦
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    HF120エンジン
        HF120エンジン

ケリージョンソン賞(米)、航空工学革新賞(ICAS)を受賞したホンダジェットに搭載されたホンダ独自開発のジェットエンジン。長い空白の続いた日本の航空機産業で、世界を驚嘆させたその技術開発に止まらず、如何にして困難な米連邦航空局が定める型式認定を取得するに至ったか。因に機体とエンジン双方を独自開発・生産している企業は世界でホンダだけ。

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1/14(水) 
『中国全土への展開を決断したヤマト運輸の宅急便ビジネス』
ヤマトホールディングス(株) 代表取締役社長  木川 眞
木川 眞氏
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     中国における宅急便展開

本年3月、ヤマト運輸は中国郵政集団EMSと提携し、宅急便の中国における事業展開に踏み切った。中国全土に日本の通販を通して購入された商品が最短3日で届けられる。これは中国における流通、ひいては商習慣、従来の通念を一新し、中国全国における国内宅急便の本格化に拍車がかかる可能性がある。そのチャレンジへの思いと戦略の一端を伺う。

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2/10(火)
『マツダ “スカイアクティブ・エンジン”の開発 』
マツダ(株) 常務執行役員  人見光夫
人見光夫氏
    スカイアクティブロードスター
    スカイアクティブロードスターMV

スカイアクティブはこれまでの車の既成観念を一切排し、エンジン、トランスミッション、ボデイなど全てを一新して、世界一の性能を実現した夢と技術の結晶。氏はこのエンジン開発の中心。フェラーリを超え、超高圧縮費「14」を実現。更に驚異的燃費改善で、エンジン車でHV車に並べる事実を証明した。現在、人類未到の超圧縮比「18」の実現を目指して挑戦中。

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3/10(火)
『 国産民間旅客機 MRJ』
三菱航空機(株) 代表取締役社長  川井昭陽
川井昭陽
    suisoplant
    MRJ(Mitsubishi Regional Jet

MRJは、2008年、全日空の注文を受けて始った。100席未満、快適な客室、最高の運航経済性と環境特性を特徴とし、地域間輸送を主目的とする、三菱航空機が社運をかけて独自開発を進める国産旅客機。日本の旅客機開発は戦後日本の悲願。YS-11以来、40年ぶり。累計受注機数が407機を超えた。今日に至る軌跡と今後のご抱負を伺う。

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4/3(金)
『拡散接合技術によるマイクロ三次元構造の製作技術の確立』
(株)WELCON 代表取締役社長 鈴木 裕
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    05_UA3P
    マイクロチャンネル・フランジ型熱交換器

このセッションでは、独創的高開発型中小企業によって生み出された画期的技術をご紹介していくと同時に、これらの技術がどうしてこれら中小企業において創出されたのか、その背景を考えたい。と同時に、今日の日本の先端技術、製造業が如何にこれらの中小企業によって支えられているか、改めて日本の中小企業の独創性、重要さを再認識する機会にしたい。 拡散接合とは、原子の拡散を利用して接合する古くて新しい技術。同社はこの技術を発展させ、独自の構造解析・設計技術で、異なる材質、溶接では困難な形状の接合を可能にし、微細な流路を持つ流体デバイス、複雑な微細三次元構造体の製作を実現。マイクロチャンネルによる熱交換器やヒートシンクなど、これまでと1桁違う超効率化と超小型化を実現した。

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