新経営研究会[FMT] » INNOVATION FORUM21 » 2010 後期スケジュール » 『日本が求められる太陽電池の開発・事業化戦略とビジネスモデル』

開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

これまでの発表事例

2010年11月16日(火)

太陽光発電技術研究組合 理事長、 元 三洋電機(株) 代表取締役社長 桑野 幸徳 氏

新しい潮流が始まった21世紀、エネルギー・環境・グローバル大競争時代

『今、日本が求められている太陽電池の開発・事業化戦略』

 今回は、アモルファスシリコン太陽電池のパイオニアで、その世界初の工業化に成功し、現在も日本の太陽電池開発の中心で、その開発リーダーを担っている桑野幸徳氏をお囲みさせていただきます。ご案内の通り、氏は、元三洋電機(株)代表取締役社長で、現在、太陽光発電技術研究組合理事長をつとめられておられます。

 日本企業は、太陽電池事業に早くから本格的に参入し、2006年まで太陽電池で6年連続世界トップでしたが、2008年、17.6%にまでシェアを落として中国(25.8%)に抜かれ、ここ数年で大きくシェアを落としました。現在中国、EU に次いで日本の太陽光発電は世界3 位。2009年、FirstSolar社(中国)が独自のビジネスモデルで世界シェアNo.1へ躍り出ました。

 このような状況に対して、経産省は強い危機感の下、日本の太陽光発電産業の規模を現在の10倍の10兆円に引き上げ、環境大国として太陽電池の世界トップシェアの座を奪還すべく、日本の太陽電池の世界シェアを2020年に35%を目指す総合対策を打ち出しました。

 しかし、ここにきてサムスン電子、LG 電子、ハンファグループ、現代重工業、STXソーラーなど、韓国企業勢の同市場参入が相次いでいます。韓国の今年上半期の太陽光発電関連設備の輸出は、前年同期比2倍の18億ドルというすさまじい勢いで、大胆な大型投資により上位企業を切り崩し始めています。

 太陽電池は21世紀のエネルギー、環境問題を支える21世紀の最重要技術・産業の一つに挙げられ、今、最も期待されている産業で、米調査会社Solarbuzz社によると、太陽電池の世界需要は2010 年第2四半期に入って対前期比54%増と急伸。過去最高に迫る需要を見せています。

 今後、太陽電池の技術開発は如何に進み、日本はその先導者となるために如何なる開発戦略とビジネスモデルを構築していくべきか、桑野様の問題提起を柱に今後を考え合って参りたいと存じます。

日程・会場

【日時】2010年11月16日(火)13 : 30-17 : 00
【会場】東京理科大学 森戸記念館 2階 第1会議室
    東京都新宿区神楽坂 4 - 2 - 2
    Tel. 03 - 5225 - 1033
【講 師】太陽光発電技術研究組合 理事長、
    元三洋電機(株)代表取締役社長 桑野幸徳氏
【コーディネーター】
    放送大学 名誉教授
    森谷正規氏

スケジュール

  • 13:30-14:30  ご講演(前段)
  • 14:30-15:00  ネットワーキング・ブレイクタイム
  • 15:00-16:00  ご講演(後段)
  • 16:00-16:45  Q&A
MEMO

メモ:



会 場


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