相互ディスカッション
アジアの急激な成長と変化、世界の産業構造変化への今後の製造業を考える
来る3月9日(水)、元ソニー(株)副社長 中村末廣氏(弊会代表世話人のお一人)をお囲みし、氏の経営実践における修羅場での体験と苦吟を通して、「グローバル時代の戦略的思考の提案」 と題して問題提起をいただき、「アジアの急激な成長と変化、世界の産業構造変化への今後の企業戦略を考える」をテーマに、活発な相互ディスカッションの機会を持ちたいと存じます。
ご案内の通り、中村末廣氏は元ソニー(株)の創業者 井深大氏の遺伝子を受け継ぐ最後のお一人と評される方で、世界初のフラットブラウン管、並びに大ヒット商品となったヴェガの開発で科学技術庁長官賞を受賞され、ソニーのテレビ事業を牽引されてきた方です。
又、ヴェガの世界展開の中心ともなられ、米国、英国でも活躍されました。以後、セミコンダクター プレジデント、コアテクノロジー&ネットワークカンパニー プレジデント兼執行役員副社長として、当時のソニーの技術の中心におられました。後にソニーで開花する世界初の有機ELディスプレーの種を蒔いたのも同氏です。
2002年、(株)ソニー中村研究所が設立されて代表取締役社長に就任。因みに、ソニーで名前を冠せられた研究所を持ったのは、ソニー技術の中興の祖といわれる木原信敏氏の他にありません。
世界は、今、アジアなど新興経済国の画期的台頭を軸とするグローバリゼーションの第2フェーズに突入し、世界の多極化、世界の産業構造と世界経済地図の歴史的変化に拍車が掛かると同時に、科学・技術本流の一大転機、環境、エネルギー、人間性と文化に関わる諸問題など、21世紀の新たな重要課題に直面しています。
しかも、わが国日本は、誠に残念の極みでありますが、グローバル世界における相対的なプレゼンス低下からの脱却に日々苦闘している現実です。
かかる今日、中村末廣氏の問題提起の下、下記により、今後の指針を求め合う活発な相互討議の機会を持ちたく願う次第です。
万障お繰り合わせいただき、ご出席いただきますようお願い申し上げてやみません。
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