『地雷除去に挑む - 豊かで平和な大地への復興、
大地よ蘇れ!/モノづくりを通しての国際社会への貢献』
梅雨明けとはいえ、今だ東日本大震災による被災、またその影響への対応で息も抜けない今日、皆様におかれましては益々ご清祥のことと、お慶び申し上げます。
平素の格別のご支援に、厚く御礼申し上げます。
来る8月4日(木)、山梨日立建機(株) 社長 雨宮清氏をお囲みし、「地雷除去に挑む - 豊かで平和な大地への復興、大地よ蘇れ!/モノづくりを通しての国際社会への貢献」 をテーマに、ご講演いただきます。
今回お囲みさせていただきます雨宮清氏と今回ご披瀝いただきますテーマは、本年6月23日(木)22:00-22:45、「NHK-BS らいじんぐ産〜追跡!日本産業史“油圧ショベル篇”」 で放映されましたので、その感動の秘話をご覧になられた方もきっと多いと存じます。
1994年 内戦が終了し、戦後復興を目指すカンボジアにビジネスチャンスがあると考えて同地を訪れた雨宮社長は、そこで地雷で手足を失い、負傷した子供を連れた老女に「この国を助けて下さい」と訴えられ、カンボジアの人々がおかれている悲惨な状況に改めて目を開きます。そして、ショベルカーの地雷撤去機としての適性に気づき、地雷撤去機開発への血の滲むような努力がこの時始まるのですが、予想外の地雷の威力に抗することが出来ず、遂に諦めて引き上げようとします。その時、カンボジアの人々から「どうか、帰らないで下さい」 と懇願され、遂に43万7千個もの地雷撤去を成し遂げることになる地雷撤去機を完成、更にそこに農耕用アタッチメントを装備して地雷撤去後のカンボジアの人々の生活復興の一助になろうとします。内乱終息後のカンボジアにビジネスチャンスを求めて来た筈の雨宮氏は、最後に、「われわれは、日本の技術で、日本のものづくりで、世界に貢献するのだ」と語ります。
これからの時代は、経済大国とか、或いは軍事大国とか、ただそういうことだけで評価される時代ではなくなると思っています。どれだけ世界の人々の共感を呼び、尊敬に値する国と思われるか、それが一国として評価される基準になる。そのような時代が直ぐそこに来ている、と確信しています。それには、日本がどれだけ世界に貢献しているか、そのようなことがこれから大変重要になってきます。
このような今日、雨宮社長様をはじめとする山梨日立建機の皆さんの夢とご努力が、どれほど今後の私たちにとって掛け替えのない指針となり、希望と誇りを取り戻す拠り処となるか、計り知れません。
皆様方の積極的なご参集をお待ち申し上げてやみません。
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