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開発者本人が語る「明日の技術・製品開発と独自の企業価値創出研究会」

これまでの発表事例

2011年11月11日(金)

東京工業大学名誉教授、東京芸術大学教授 永田和宏氏

 先人の知恵に学ぶ先端技術開発

 『たたら製鉄から生まれる次世代製鉄の夢』


 今回は、東京工業大学名誉教授、東京芸術大学教授の永田和宏氏をお囲みし 「たたら製鉄に学ぶ先端技術開発、次世代製鉄への夢」と題してご講演いただき、あわせて東京工業大学 永田研究室において 「電磁波製鉄実験」 の実際を見学させていただきます。

 たたら製鉄は粉鉄鉱石(砂鉄)を原料に木炭を燃料とする、世界で唯一、日本においてのみ行われている日本古来の製鉄法で、1923年(大正12年)にその商業生産を終了し、今は日本刀の材料として「玉鋼」を得るために、奥出雲において「日刀保たたら」として復活しましたが、この「たたら製鉄」が高純度の鉄を算出する製鉄法であるばかりでなく、産出する鉄の不純物濃度は高炉銑鉄の1/10、その還元反応は高炉に較べて桁違いに速く、銑鉄が出来る時間は高炉の16倍のスピード、しかもシリカやアルミナなどの不純物を生成しない。

又、高炉製鉄では現在日産1万トンの高炉も出現しておりますが、効率性という観点から見ると、高炉1㎥ 当りの1日の銑鉄生産量は18世紀で1t、現在は2tで、300年で2倍。その理由は、製鉄の原理が14世紀から根本的には変っていないためだ、ということはあまり知られておりません。

 今、この「たたら製鉄」にマイクロ波を使い、先人の知恵と現代最先端の科学技術を融合して、高炉に代わる次代の新製鉄法として復活すべく挑んでいる、永田和弘氏の研究が世界の注目を集めています。

 永田和弘氏のこの「現代たたら製鉄法」が実現すれば、14世紀以来の製鉄法の一大革新となります。

 万障お繰り合わせいただき、ご参会いただけましたら幸甚に存じます。

日程・会場

【日 時】 2011年11月11日(金)13 : 30-18 : 00
【会 場】 東京工業大学 本館2階 2-27号室
      東京都目黒区大岡山2-12-1
【集 合】13:20 東京工業大学 正門わき守衛所前
           (東急線大岡山駅前)
【講 師】 東京工業大学名誉教授、東京芸術大学教授
      永田和宏氏
【テーマ】 先人の知恵に学ぶ先端技術開発
       「たたら製鉄から生まれる次世代製鉄の夢」
【コーディネーター】
      放送大学 名誉教授 森谷正規氏 

スケジュール

  • 13:30-14:30  永田研究室見学と電磁波製鉄実験
  • 14:45-16:15  Q&A  
  • 16:15-16:50  ご講演
  • 17:00-18:00  ネットワーキング・ブレイクタイム
MEMO

メモ:



会 場


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